セーフティカー導入となり、ルクレール、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、サインツ、ボッタスらがピットインしてオーダーは首位リカルド、2番手ルクレール、3番手ノリス、4番手ペレス、5番手サインツ、6番手ボッタス、7番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、8番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、9番手ラッセル、10番手ラティフィとなった。

 レースは31周目に再開となり、3番手ノリスがターン1でルクレールのインを狙うが抜けず。ノリスはターン3でイン側にタイヤを落としながらルクレールの前に出てマクラーレンの1-2体制となる。さらに32周目のメインストレートでボッタスがサインツを抜いて5番手へ。ペレスはロッジアで並んで入っていきルクレールをパスして3番手に上がったが、スペースがなくターン5のエイペックスをカットした。これに対し5秒加算ペナルティを科されてしまう。33周目にルクレールはターン1でオーバーシュートしボッタスを先行させるが、ターン4で抜き返して4番手を取り戻す。しかしボッタスは34周目のターン1でルクレールを抜いて4番手に上がった。

2021年F1第14戦イタリアGP 31周目にリスタート
2021年F1第14戦イタリアGP 31周目にリスタート

 首位リカルドはペースが上がらず、2番手ノリスが後方ペレスとボッタスに迫られペースアップを要求する。3番手ペレス、4番手ボッタスはなかなかマクラーレン勢の背後について仕掛けるタイミングを掴めない。

 43周目にDRSをなくしたペレスに対し、ボッタスはターン1で仕掛けるが抜けず。ターン4でアウトに並びかけて追い抜きを仕掛けるが、僅かに止まりきれず出口で後れ、ペレスが再び前に出る。

 ニキータ・マゼピン(ハース)のリタイアによるVSCを挟んでマクラーレン勢は2台のポジションをキープしたままペースを上げ、後続を引き離しにかかる。

 リカルドはそのまま53周を走り切り、トップでチェッカードフラッグを受けて2018年モナコGP以来の優勝を挙げた。最終ラップにはファステストラップも記録し26点を獲得してみせた。ノリスは1.747秒差で2位に入り、マクラーレンとしては2012年ブラジルGP以来の優勝、2010年カナダGP以来の1-2フィニッシュ。ペレスは3位でフィニッシュしたものの5秒加算ペナルティで5位に後退し、ボッタスが3位表彰台を獲得。4位ルクレール、6位サインツ、7位ストロール、8位アロンソ、9位ラッセル、10位オコンという結果になった。

ダニエル・リカルド(マクラーレン)
2021年F1第14戦イタリアGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)
ランド・ノリス(マクラーレン)
2021年F1第14戦イタリアGP ランド・ノリス(マクラーレン)
ダニエル・リカルド(マクラーレン)&バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第14戦イタリアGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)&バルテリ・ボッタス(メルセデス)

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円