ホンダのF1第14戦イタリアGPは4台中3台がリタイア、唯一生き残ったセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)も5位入賞と、2019年に2チーム4台供給体制を始めて以来、最悪のレース結果となった。それもあって、レース後の田辺豊治テクニカルディレクターの口はいつも以上に重く、この週末については、「土曜日まで噛み合っていた歯車に、決勝レースではいろいろな狂いが生じた」と、言葉少なに総括した。
次戦ロシアGPは通常フォーマットに戻るものの、やはりメルセデス優位が予想される。それでも「予選、レースに向けての最適化を進めていく」と、今までと同じ努力を重ねていくことを強調していた。