パワーユニット全交換によるペナルティで最後尾グリッドからのスタート。苦戦が予想された2021年F1第15戦ロシアGP決勝レースでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だったが、フィニッシュ直前の大雨と、その際の適切なタイミングでのタイヤ交換が功を奏し、2位表彰台を獲得した。
「最後尾から、果たしてどこまで順位を上げられるか」とレース前は思っていたというホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターにとっても、「非常にいい結果だった」と手放しで喜べるレースとなった。一方でホンダ勢のほかの3台は、いずれも同じ降雨の際にタイヤ交換を遅らせ、大きく順位を落としての完走となってしまった。