2021年F1第19戦ブラジルGPスプリント予選の開催直前、延々と審議の続いていた2件の裁定の結果が出た。前日予選後のパルクフェルメでマシンに触れたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は5万ユーロ(約650万円)の罰金。リヤウイングのDRSに規則違反の見つかったルイス・ハミルトン(メルセデス)に対しては、予選失格という厳しい裁定が下った。

 順位の繰り上がりで先頭グリッドからスタートしたフェルスタッペンだったが、ソフトタイヤ装着のバルテリ・ボッタス(メルセデス)にターン1までの加速でかわされ2番手に後退。その後はひたすらテール・トゥ・ノーズ状態で首位奪還を狙い続けたが、ボッタスも隙を見せず2番手に終わった。

 セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)もそれぞれスタートで順位を落とし、4番手、8番手、15番手完走だった。ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターはこの結果を残念がりながらも、「本番の決勝レースでいい結果を残したい」と気持ちを切り替えていた。

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