2021年シーズンで6年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。最終戦アブダビGPではニキータ・マゼピンが新型コロナウイルスに感染し、日曜日はミック・シューマッハーひとりでレースに臨むことになった。なんとかライバルに勝とうと後方からソフトタイヤでスタートしたシューマッハーは、カタールGPのような会心のレースでシーズンを締めくくったという。
コラム第20回は、前編・後編の2本立てでお届け。後編となる今回は、第22戦アブダビGPの現場の事情、そして昨年から取り組み続けているチームの組織づくりについて、小松エンジニアが振り返ります。