オフシーズンに入り、チームを去るドライバーもいれば、新たにチームに加わるドライバーもいる。ウイリアムズのジョージ・ラッセルとアレックス・アルボンもそんなふたりだ。

 2022年シーズンにおいて、ラッセルはウイリアムズからメルセデスへ移籍し、そのシートには2021年シーズンのレッドブル・リザーブドライバーを務めていたアルボンが収まる。その引き継ぎをしようと、ラッセルからアルボンへ『ウイリアムズドライバーの必需品』が贈られた。

 プレゼントでいっぱいのボックスからまずラッセルが手渡したのは、ウイリアムズのキャップ。ただし、ラッセルのカーナンバー63が刺繍されており、アルボンが着用することは難しそう。アルボンは「これはゴミ箱に入れとくよ」と険しい表情でリアクションする。

 実はカート時代からの付き合いのふたり。アルボンのウイリアムズ加入にはラッセルの後押しがあったというから、その関係の良さが伺える。

 次にラッセルが取り出したのは本。『初心者向けパワーポイントの使い方2019年版』という、なんとも彼らしい1冊だ。というのもラッセルには、ウイリアムズのシートを得るために、首脳陣にパワーポイントを使って自らをプレゼンしたという逸話があるのだ。

「君もこれで勉強したの?」と聞くアルボンに対し、「僕は2018年版だった。これはアップデート版だから、君はもっとうまくやれるよ」とラッセルは返答する。

 続いてのプレゼントも、ホワイトジーンズというやはり彼らしい一品だ。ラッセルが愛用するホワイトジーンズは、もはやウイリアムズドライバーのユニフォーム。ただし、アルボンに贈られたものは28インチサイズで、彼の鍛え上げられた肉体には少し小さいようだ。

 その後、ドリンクボトルとラッセルの応援フラッグ、ウイリアムズのパスにサングラスと一通りプレゼントを受け取り、「これでウイリアムズドライバーになるために必要なものは全て揃った」と言うアルボン。

 肝心のチームシャツが見当たらないが、彼は「シャツは必要ないと思うよ。君はいつも上半身裸だからね」とジョークを飛ばし、笑顔で引き継ぎを締めくくった。

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