フォーミュラ・ニッポンの元チャンピオンで、2022年シーズンはMOTUL AUTECH ZでスーパーGT GT500クラスを戦い、全日本スーパーフォーミュラ選手権ではチーム監督としてKCMGを率いる松田次生が、F1について語る連載企画『松田次生のF1目線』。2022年シーズン第1回目は第1戦バーレーンGP、第2戦サウジアラビアGPを振り返ります。
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メルセデスの苦戦は、実はテストの段階から予想していました。というのも、2021年までのクルマとホイールベースがまったく違うからです。あれだけ短くなると、ダウンフォースを得ることが難しくなるので、別の方法で発生させる必要があります。“ゼロ・サイドポッド”を投入するなどの工夫を凝らしてはいましたが、ポーパシングも多く乗りづらそうだなという印象でした。
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