大きな責任を担うF1チーム首脳陣は、さまざまな問題に対処しながら毎レースウイークエンドを過ごしている。チームボスひとりひとりのコメントや行動から、直面している問題や彼のキャラクターを知ることができる。今回は、F1参戦計画をなんとか前に進めようとマイアミGPを訪れていたマイケル・アンドレッティと、既存チームの代表らの反応を観察した。
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どのF1チーム代表にとっても、マイアミGPは忙しい週末だった。グランプリを前にした水曜夜にはローンチパーティが行われ、大勢のファンの歓声を浴びながら、ドライバーたちとともに全代表がステージの上に上がった。
アメリカにおいてF1がどれだけ大きな存在になったのかを目の当たりにした瞬間だった。NFLのスーパースターや有名な俳優たちがパドックを自由に歩き回っていたが、ファンの興味の対象は、F1で働く人々だったのだ。