ロウは1987年にウイリアムズでF1キャリアをスタートし、チームに数々の成功をもたらした。アクティブサスペンションの開発をリードし、これによりFW14Bは圧倒的強さを発揮、1992年にナイジェル・マンセルがチャンピオンの座に就いた。
また、メルセデスでは3年連続ダブルタイトル獲得に貢献している。
ロウは、レッドブルのエイドリアン・ニューウェイ、フェラーリの元テクニカルディレクター、ジェームズ・アリソンとともに、F1デザイナーのスーパースターとして評価されている。
技術体制強化に努めるウイリアムズはまた、フェラーリの元エアロダイナミシスト、ダーク・デ・ビアを上級職に据えることも、近々発表する見込みだ。
ロウはチャンピオンチーム、メルセデスでのノウハウをウイリアムズに持ち込み、自分の下で強力な技術チームを形成するため、メルセデスから何人かエンジニアを引き抜くために動くとも言われている。
ウイリアムズはコンストラクターズタイトルを9回獲得した経験を持つ名門チームだが、1997年を最後にチャンピオンの座から遠ざかっている。
2014年と2015年にはランキング3位となったが、昨年は5位に後退し、今年は巻き返しを狙う。
ロウを失った王者メルセデスは、昨年フェラーリから離脱したアリソンを起用するものと考えられている。
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