F1第19戦アメリカGPと第20戦メキシコGPの2連戦で優勝を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。14勝をあげたことで年間最多勝記録も樹立、そして残り2レースでも記録の更新をする可能性が高いだろう。スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーが2連戦を振り返る。
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北米での二連戦は、テキサス州オースティン郊外のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)と、メキシコシティの偉大なるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで開かれた。これに臨むマックス・フェルスタッペンの心構えはシンプルだった。「2度目のタイトル獲得を決めた後は、もう純粋にレースを楽しみたい」
しかし、テキサスでのレースは、心から楽しめるものにはならなかった。ミスター・レッドブルことディーター・マテシッツの訃報に接し、重苦しく沈んだ気持ちでドライブしなければならなかったからだ。「僕たち全員にとって、とても難しい週末だった」とマックスは言う。
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