クレアは、すべてのチームがそれぞれ現在の契約内容でサインしたのは事実であり、2021年からの次の契約までは変更を求めるのは不可能であるが、次回契約において分配金がより平等なものになることを期待していると語った。
「どうしようもないことに関しては心配しない、というのが私の人生哲学です」とクレア。
「私たちを含め他の多数のチームが話し合いをしようと努力してきました。でもバーニー(・エクレストン)が指摘しているように、私たちは全員、今の契約に今の条件に基づいてサインをしたのです」
「これに関しては何も変えることはできません。ですから、他にも心配しなければならないことはたくさんあるのに、この問題を考える必要はないと思います」
「次の機会を待つしかありません。2020年を迎える前に新しい契約内容について交渉を開始することになるでしょう。その話し合いの中で、分配方法の見直しが議題になることを願っています。F1の世界でそれが可能なのかどうかは分かりませんが、私はそう願っています」
「このスポーツが成功するには、公平なプラットフォームを築くことが必要であると、私は心から信じているのです」
昨年9月、フォース・インディアとザウバーはF1の収入分配と規則の策定が不公平かつ違法であるとして、欧州連合の競争委員会に正式な訴えを起こした。エクレストンは、分配金の規定に関して欧州連合と話し合いを行っていることを認めている。
