F1の商業権と握っているバーニー・エクレストンは、F1統治機構と分配金の規定に関して、欧州連合(EU)と「話し合い」を行っていることを認めた。

 昨年9月、フォース・インディアとザウバーは、F1の収入分配と規則の策定が「不公平かつ違法」であるとして、EUの競争委員会(日本の公正取引委員会に相当)に正式な訴えを起こした。両チームが訴えの根拠としたのは、競争制限的な協定と市場での支配的地位の濫用を規制した「欧州連合の機能に関する条約(Treaty on the Functioning of the European Union:TFEU)」の第101項と第102項だ。EUの競争政策担当委員マルグレーテ・ベスタエアーと同氏のチームは、この訴えに関する調査を続けており、まもなく立件するかどうかの判断が下されることになっている。

「彼ら(競争委員会)は、『反競争的』だと言われる私たちの運営方法に対して、これまで以上に関心を持ち始めている」と、エクレストンは述べた。

「すでに何度か話し合いを行っている。彼らは正しいとされる措置を講じるだろう」

 このところF1統治機構について、しばしば話題となっており、先日グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)が出した公開書簡でも「時代遅れで適切に組織されていない」と批判された。

 先週末バーレーンGPを訪れたFIAのジャン・トッド会長にも、F1の統治に関する質問が集中した。これに対して会長は「できることなら明日にでも」F1を統治する役目を引き受けたいところだが、2020年まではエクレストンやチームと交わした契約(コンコルド協定)があるので手を出せない、と述べている。

 エクレストンは、EUによる調査の結果次第では、コンコルド協定に終止符が打たれる可能性もあるのかとの問いに「ああ、EUのお怒りに触れた場合には、『(協定を)破棄しろ』と言われるかもしれないね」と答えた。

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