F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第9戦カナダGP編です。
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 ジル・ビルヌーブ・サーキットは、F1カレンダーのなかでも際立った特徴を持つ開催地のひとつであり、しばしばエキサイティングなレースが展開される。また、ロケーションも他に類を見ないもので、セントローレンス川の中洲のような人工の島、ノートルダム島にある。

 ヘリコプターから川面に浮かぶサーキットを見下ろしたショットは、テレビ放映などでもよく使われている。ただ、この特異なロケーションがロジスティクスに多少の難題をもたらすことは、おそらく誰にでも想像がつくところだろう。

 なかでも大きな問題のひとつは、パドックへのアクセスの悪さである。このパドックは、建物の一部が島の東側を占める競漕場の浮き桟橋の上に建っているという、独特な成り立ちでも知られている。チームメンバーやドライバーがそこへ行くには、隣のサンテレーヌ島との間をつなぐ橋を渡ってターン8付近でノートルダム島に入り、ターン10(ヘアピン)の外側を回って、島の反対側の端まで未舗装路を2.5km以上もドライブしなければならない。

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