リバティ・メディアがF1オーナーになって以降、マルチメディア展開が加速している。そんななか、ハリウッドの投資家グループがアルピーヌF1の株式を取得した。今後どのような展開が待っているだろうか。スペイン在住のフリーライター、アレックス・ガルシアがF1トピックについて語る

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 数カ月前に私が触れたように、F1においてアメリカが徐々に存在感を増してきていることは否定できない。もちろんリバティ・メディアがF1のオーナーになってからのことだが、Netflixの『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』シリーズの成功によって信じられないほど多くの新しいファンが増えたし、マイアミとラスベガスGPの追加も保証された。テレビのドキュメンタリーシリーズが、F1のように確立されたブランドにこれほどの変化をもたらすことができると考えるのは面白い。したがって、MotoGPがこの方式をコピーしようとしたのも不思議ではない。そしてWRCがNetflixからアプローチを受けていた事実も私は知っている(ただし、少なくとも当面は、オファーは拒否されたようだが)。

 F1においてアメリカの存在感が増大していることのもうひとつの結果として、ハリウッドが登場するようになった。ルイス・ハミルトンがプロデューサーを務め、ジョセフ・コシンスキー監督、ブラッド・ピット主演による映画制作が現在進んでいる。(シルバーストンでのイギリスGPの現場で撮影が行われることが予想されている)しかし映画を超えたところで、ハリウッドはF1に入る別の道を見つけた。6月末、オトロ・キャピタル、レッドバード・キャピタルパートナーズ、マキシマム・エフォート・インベストメンツは共同事業として、アルピーヌF1チームの株式の24%を取得したと発表した。

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