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F1 ニュース

投稿日: 2017.03.07 16:30
更新日: 2017.03.07 16:31

【あなたは何しに?】速さの序列が見えてくる後半テストにケケ・ロズベルグも注目

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F1 | 【あなたは何しに?】速さの序列が見えてくる後半テストにケケ・ロズベルグも注目

 確かに1回目のテストでは、わからないことがたくさんあった。例えばベストタイムである。下記のタイムは4日間の各ドライバーのベストタイムをランク付けしたものだ。

Pos Driver Time Tire day
1 V.ボッタス 1'19.705 US 3月1日
2 S.ベッテル 1'19.952 S 3月1日
3 K.ライコネン 1'20.872 S 3月2日
4 L.ハミルトン 1'20.983 SS 2月28日
5 D.リカルド 1'21.153 S 3月1日
6 J.パーマー 1'21.396 S 3月1日
7 M.フェルスタッペン 1'21.769 S 3月2日
8 N.ヒュルケンベルグ 1'21.791 S 3月1日
9 M.エリクソン 1'21.824 SS 3月1日
10 F.マッサ 1'22.076 S 2月27日
11 R.グロージャン 1'22.118 SS 3月1日
12 K.マグヌッセン 1'22.204 SS 2月28日
13 L.ストロール 1'22.351 S 3月1日
14 A.ジョビナッツィ 1'22.401 US 3月2日
15 E.オコン 1'22.509 SS 2月28日
16 S.ペレス 1'22.534 SS 3月2日
17 S.バンドーン 1'22.576 US 3月2日
18 F.アロンソ 1'22.598 US 3月1日
19 D.クビアト 1'22.956 S 3月1日
20 C.サインツJr. 1'23.540 M 3月1日
21 A.セリス 1'23.568 US 3月1日

 これらのタイムがどのコンパウンドで記録されたものなのか、タイムの右横にアルファベットで記してみた。つまり、タイヤも異なれば、記録した日付も違うので、タイムをそのまま鵜呑みにできない。

 あるエンジニアによれば、「今年のタイヤはソフトとスーパーソフトの差が最も小さく、コンマ4秒程度」だという。そう考えると、キミ・ライコネンがソフトタイヤで出したタイムはかなり良いことがわかる。

 またライコネンがベストタイムを出した最終日はお昼過ぎまで散水車によって水が撒かれたウエットコンディションで、最後にドライで走ることができたものの、路面はグリーンな状態だった。それでも、同じ日にベストタイムを出したレッドブルのマックス・フェルスタッペンよりコンマ9秒速かった。

 1回目のテストでのフェラーリの速さが本物かどうか。それ以外にも、1回目のテストでロングランを繰り返していたメルセデスAMGの速さはいったいどれほどなのか。ホンダとともにパワーユニット由来のトラブルで走り込みができなかったレッドブルとトロロッソはどこまで巻き返してくるのか。

 またルーキーのランス・ストロールのクラッシュによって大幅にテストスケジュールが遅れてしまったウイリアムズの実力は如何程なのか。ちなみにウイリアムズは3月6日に当初3月7日と8日にステアリングを握る予定だったストロールに代わって、前半2日間はフェリペ・マッサを起用すると発表。臨戦態勢でテストに挑む。

 息子がいなくなっても、父親のケケがバルセロナにやってくるほど、この2回目の合同テストは多く関係者が注目している。 


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