2023年F1第13戦ベルギーGPの各マシンを観察したF1i.comの技術分野担当ニコラス・カルペンティエルが、細部の画像を紹介するとともに、注目点について解説する(全3回)。
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■再びバウンシングに悩まされたメルセデス
スパ・フランコルシャンでのメルセデスは、不測の事態に見舞われた。去年のようなバウンシング現象が、突然現れたのだ。これは悪天候とスプリント形式のレースだったため、新しいパーツを評価し、調整する時間があまりなかったためだろうか。
もはや解決済みと思われていたバウンシング現象がベルギーGPで突如再発したのは、メルセデスだけではなく、フェラーリなど一部ライバルチームも同様だった。ただしメルセデスが、その影響を一番受けたのは確かだ。