ザウバーは、今週末の中国GPでもフェリペ・ナッセの苦戦が続いた場合、次のロシアGPまでに彼のマシンのモノコックを新品と交換することも考えているようだ。
ナッセは開幕戦のオーストラリアだけでなく、バーレーンでもクルマの不可解な挙動に悩まされた。彼によると、プレシーズンテストで使ったマシン(現在はチームメイトのマーカス・エリクソンのレースカー)ではそのような問題は一切なかったにもかかわらず、メルボルンで彼に与えられたクルマは「まるで別モノ」だったという。
「特にブレーキングしながらエイペックスへ向かうときの動きが違っていて、スピードを落としすぎずにコーナーに入るのが難しい」とナッセは言う。
「バルセロナのテストで乗ったクルマは、そこの動きがとても良かった。コーナリングへ入っていくときもずっとリアに安定感があって、ごく自然に立ち上がりまで持っていくことができたんだ。ところが、オーストラリアでこっちのクルマを使い始めてからは、そのスタビリティがまったくないように感じる」