その後にエド・カーペンターに逆転を許し2番手となったが、アンドレッティ、そしてホンダの中で最速のタイムをマークし、翌日のファスト9にのぞむことになった。

「今日は本当にチームのおかげ。いろんな状況から、このタイムをマーク出来た。本当にチームに感謝している」と素直に喜んだ。

ポール獲得へ集中を高める佐藤琢磨
ポール獲得へ集中を高める佐藤琢磨

 予選2日目のファスト9では、最後から2番目に登場。他のマシンの状態をモニターで確認した後に、コクピットに潜り込んだ。

 1周目から232マイルをオーバーし、最速だったスコット・ディクソンに追いつくかと期待されたが、2周目からややペースが落ち始め、マシンのダウンフォースが足りない様子がわかる。

 最後には右リヤタイヤをウォールに擦ったが、なんとか無事に4周を走りきり平均スピード231.365mphで、4番手のタイムをマークした。2列目でアロンソの隣のグリッドとなったわけだ。念願のフロントロー獲得はならなかったが、4番手でも十分に日本人過去最高のグリッドだ。

8度目のインディ500は、2列目左側からのスタートに
8度目のインディ500は、2列目左側からのスタートに

「ダウンフォースを削りすぎて、少しマシンが滑り出してしまいましたね。でもフロントロウ、そしてポールを狙っていった結果ですから、後悔していないです」

「ここまでチームが良いクルマを仕上げてくれたし、明日(月曜)のプラクティスでさらにレースに向けて最後の仕上げをして、決勝の500マイルに臨みたいですね」

 悔しいが晴れやかな笑顔を見せた琢磨。予選までは出来ることはやった達成感もうかがえる。

 まさかアロンソと並んでスタートすることになろうとは思わなかったが、そのスタートの瞬間が1週間で訪れると思うと、楽しみでたまらない。

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