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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.06.14 12:40
更新日: 2017.06.14 12:47

TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第14戦ポコノ レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第14戦ポコノ レースレポート

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第7戦 winstaronlinegaming.com 400

開催日:6月9日

クリストファー・ベルが今季2勝目!

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第7戦「winstaronlinegaming.com 400」が6月9日(金)に米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。
 
 この週末、NASCARの他の2シリーズは遠く離れたポコノで開催されており、トラック・シリーズのみテキサスでのレースとなる。

クリストファー・ベルが今季2勝目
クリストファー・ベルが今季2勝目

 
 米国で販売されている市販車のトヨタ・タンドラは、全てがテキサス州にある工場で製造されており、トヨタ・タンドラにとってテキサスはホームコースと言える。
 
 トヨタはトラック・シリーズでテキサスを得意としており、参戦初年度の2004年に勝利を挙げて以来、過去16勝(年2戦開催)を挙げている。

 9日(金)午後7時20分に1.5マイルハイバンクオーバルを40周、40周、87周の3ステージ合計167周(250.5マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。
 
 シリーズ参戦9戦目の18歳ルーキー、ノア・グラッグソンが自身初のポールポジションから、6周にわたってキャリア初のリードラップを獲得。

 そのグラッグソンを7周目にかわし首位に浮上したのは、2度のシリーズチャンピオンであり、ここテキサスでも2014年、2015年と2勝を挙げているベテランのマット・クラフトン。

 また、今季1勝を挙げ、目下ランキング2位、そして木曜日の3回の練習走行では全てトップタイムをマークしながら、予選では21番手と後方スタートを余儀なくされたクリストファーベルは、序盤から猛烈な勢いでポジションアップ。ステージ中盤には4位へ。

 ステージ1はベルがトヨタ勢最上位の2位、クラフトンが3位、前戦3位フィニッシュを秦氏がグラント・エンフィンジャーが4位、カップ・シリーズを戦うマーティン・トゥルーエクス・Jr.の実弟ライアン・トゥルーエクスが7位、18歳のルーキー、ノア・グラッグソンが8位、ベン・ローズが10位に入った。

 ステージ2はスタート直後からクラフトンがタイヤの不調に見舞われ後退。グラッグソンとベルが首位を追い、残り10周で首位を奪ったベルがステージ2を制した。
 
 ライアン・トゥルーエクスが6位、エンフィンジャー7位、グラッグソン8位、ローズ10位と若手勢が強さを見せた。

 ステージ3はイエローコーションが頻発する荒れた展開となったが、度重なる再スタートを上手く決めてベルが首位をキープ。残り7周で発生したコーションのため、レースは最後の2周で決されることに。
 
 首位を逃げるベルと、追うチェイス・ブリスコー(フォード)が真横に並んだままファイナルラップに入った直後、後方グループによる多重クラッシュがフロントストレッチで発生。
 
 巻き込まれた一台がイン側グラスエリアで激しく横転。ドライバーは無事だったがレースは赤旗に。

今季2勝目を挙げたクリストファー・ベル
今季2勝目を挙げたクリストファー・ベル

 
 その後レースは再開されたが、ファイナルラップに入っていたため、イエローコーションのままチェッカー。最多の92周で首位を走行したベルが今季2勝目を挙げることとなった。隣州オクラホマ州出身のベルにとっては、ホームとも言えるテキサスでの初勝利。
 
 エンフィンジャーは2戦連続の3位。ライアン・トゥルーエクスは今季2度目の4位フィニッシュ。ローズが5位、グラッグソンが7位、クラフトンが9位に入り、トヨタ・タンドラはトップ5に4台、トップ10に6台が入る活躍を見せた。

 次戦第8戦は6月17日(土)に米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・モータースポーツ・パークで開催される。

ドライバー クリストファー・ベル

「やっとここテキサス、自分にとってのホームコースで勝つという夢が叶った」

「僕の自宅はここから数時間のところにあり、この周辺やここのマイクロスプリント用コースで数多くのレースを戦ってきたが、当時はダートトラック小僧で、舗装の、このコースでレースを戦い、勝てるなんて思ってもいなかった」

「トヨタ・タンドラもテキサスで製造されているし、ここで勝てたというのは本当に大きな意味がある。最後は彼(チェイス・ブリスコー:フォード)とのバトルに夢中でホワイトフラッグ(ファイナルラップを示す)も見えていなかった」

「チェイスと僕は子供の頃からの本当に仲の良い友達で、こうしてトラック・シリーズで首位を争えたのは嬉しい」


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