続いてチームBMRとWSRの上位独占グリッドで始まったレース2は、スタートで波乱が発生する。

レース2のオープニングラップは5番手以下のポジション争いで多重クラッシュが発生

 フロントロウとセカンドロウ、4台のFRマシンたちは混乱なくスタートを切ったものの、その後方でポジションを争うイングラムのアベンシスと、マット・ニール(ホンダ・シビック・タイプR)、セナ・プロクター(ボクスホール・アストラ)、ステファン・ジェリー(フォード・フォーカスST)、そしてWSRのアンドリュー・ジョーダン(BMW125i Mスポーツ)らが絡む多重クラッシュが発生し、レッドフラッグとなった。

FR勢の速さに「まるで別クラスのよう」とこぼすゴードン・シェドンは、ポイントリーダーから陥落

 再スタートはクリーンに決まり、またもFR勢が逃げを打つ展開。その後方ではニールがシェドンを先行させタイトル争いをアシストするも、シェドンはイングラムのアベンシスを捉えての5位浮上が精一杯。最終的には“3台目のレヴォーグ”、コールにかわされ6位フィニッシュとなった。

 一方の先頭集団では11周目にサットンがプラトの前に出ることに成功し、そのまま2台はフィニッシュラインまでバトルを継続してチェッカー。レース1の立ち位置を入れ替えた形で、スバル・レヴォーグが連続のワン・ツー・フィニッシュを飾った。

 レース2トップ10のリバースグリッドとなる最終レース3は、セカンドロウ3番手スタートのイングラムが、コース上で見事なオーバーテイクを見せ首位浮上。中盤にセーフティカーが導入されリードが消失する中、しぶとくポジションを守りきり今季3勝目をマーク。

開幕序盤戦以来となる久々の勝利を挙げたトム・イングラムのトヨタ・アベンシス

 2位にタイトル争いを展開するシェドンのシビックと、3位に全戦表彰台となるターキントンのBMWが入り、わずか4ポイント差でサットンを上回りランキング首位を死守。265、261ポイントのふたりに続き、253ポイントの3位にシェドンがつける形となった。

 次戦BTCC第8戦はノーザンプトン近郊にあるロッキンガムを舞台に、8月25~27日に開催。オーバルコースの一部を用いたパワーサーキットでの勝負が繰り広げられる。

ソフトタイヤを履く僚友にポジションを譲ったマット・ニールは、それでも選手権6位につける

本日のレースクイーン

綾川ゆんまおあやかわゆんまお
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円