NASCAR XFINITY SERIES
第21戦 Mid-Ohio Challenge
開催日:8月12日
マット・ティフトが自身最高位の3位フィニッシュ
8月12日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第21戦「Mid-Ohio Challenge」が米国北部オハイオ州レキシントンのロードコース、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで開催された。
この週末、カップ・シリーズとトラック・シリーズは約200km離れたミシガンでの開催。エクスフィニティ・シリーズのみ2週連続でのロードコース戦となったため、掛け持ちドライバーはなく、シリーズレギュラーとスポット参戦ドライバーで争われた。
12日(土)ミシガンでのトラック・シリーズ戦が終わって1時間ほど経った午後3時48分、1周2.258マイルのロードコースを20周、20周、35周の3ステージ合計75周(169.35マイル:約270km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
今季よりシリーズにフル参戦している21歳のマット・ティフトが5番手スタート、インディ500やスポーツカーレースの出場経験を持つロードコーススペシャリストのジェームス・デイヴィソンが11番手、カップ・シリーズでの優勝経験を持つベテラン、リーガン・スミスが12番手からスタート。
ティフトは1周目にコースオフを喫し緊急ピットイン。34位まで後退。かわってトヨタ勢の最上位に立ったデイヴィソンが着実にポジションを上げ、10周目には4位へ浮上した。
15周目にクラッシュ車両によるイエローコーションが出されると、デイヴィソンらトヨタ勢はピットへ。順位は落としたものの、ステージ2スタート前のコーションでコース上に残る作戦を採り、トップ10圏内へ復帰。
イエローコーションが出なかったステージ2をほぼそのままの順位で走り切り、デイヴィソンが3位、スミスが7位、ティフトは11位で終えた。
ステージ3もトヨタ勢は好位置で再スタートを切ったが、52周目に5台が絡む多重クラッシュが発生。スミスが巻き込まれてしまった。
63周目には、2位まで順位を上げていたデイヴィソンがコースオフ。7位へ後退。68周目にはこの日2度目の赤旗中断となる多重クラッシュが発生し、またも巻き込まれたスミスはここでレースを終えることに。
レースは残り5周で再スタート。ティフトが4位、デイヴィソンが6位から追い上げを見せ、ティフトが3位、デイヴィソンが4位でチェッカー。ティフトにとっては自己最高位の3位で、自身2度目のトップ5フィニッシュとなった。
次戦第22戦は8月18日(金)、ブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー マット・ティフト
「サバイバルレースだった。荒れたレースになることは分かっていたので、とにかく着実に走り切ることを心掛けた。メインスポンサーの本拠地はここから1時間くらいのところにあるし、そのコースで好成績を上げることができて良かった」
「こういう結果を望んでいた。この勢いでプレーオフに挑戦したい。もちろんプレッシャーはあるが、ここ1か月間ほど、我々のトヨタ・カムリは本当に速くなっている。残りのレースを今日のように戦えればチャンスはあると思っている」