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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.10.31 17:43

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第33戦マーティンズビル レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第33戦マーティンズビル レースレポート

 ステージ2前のコーション時、ピット作業でカイル・ブッシュが首位に浮上。一方でハムリンはピットロードのスピード違反を取られ、ほぼ最後尾の37位まで後退。

 ステージ2はカイル・ブッシュが首位を快走。イエローコーションが出ない展開となり、次々と車両が周回遅れになっていった。そんな中、最後尾近くからの追い上げとなったハムリンは着実にポジションをアップ。15位まで復帰したところで、後方に首位走行のカイル・ブッシュが迫ってきたが、何とか首位と同一周回をキープ。

 周回遅れをかいくぐりながらの激しい首位争いを繰り広げたカイル・ブッシュだったが、残り3周というところで惜しくもかわされ、ステージ2も2位。トゥルーエクス・Jr.が4位、ケンゼスが8位、ハムリンは12位までポジションを上げて終えた。

 ステージ3もカイル・ブッシュがピットでポジションを上げ、序盤は首位を快走。しかし、ステージ中盤に入るとハンドリングの不調に見舞われ、4位へとポジションを落としてしまった。

 終盤にかけてのピットにおける調整で調子を取り戻して行ったカイル・ブッシュは再び首位争いに復帰。ハムリン、トゥルーエクス・Jr.も加わって終盤、複数台による激しい首位争いが繰り広げられた。

 残り9周でスピン車両によりイエローコーション発生。ハムリン、カイル・ブッシュ、トゥルーエクス・Jr.が3,4,5位につけて再スタートが切られたが、その翌周、2位に上がったハムリンと首位の車両が接触、首位の車両がスピンを喫し、再びイエローコーション。レースは延長され、最後の2周“オーバータイム”で決されることに。

 ハムリンが首位、カイル・ブッシュ2位、トゥルーエクス・Jr.4位で再スタートが切られ、ハムリンとカイル・ブッシュはサイド・バイ・サイドのままファイナルラップへ。ターン1でインを奪ったカイル・ブッシュが首位に立つと、追走したトゥルーエクス・Jr.も2位へ。

 ポジションを落とすことになったハムリンは最終コーナー立ち上がりでスピン。これに後続が次々と突っ込む多重クラッシュとなり、レースは混乱の中で終わった。

 この結果、カイル・ブッシュが今季5勝目。プレーオフ第3ラウンド初戦を制し、前ラウンドでは脱落の危機にも見舞われたカイル・ブッシュがまずホームステッドでのプレーオフ最終ラウンド進出を決めた。トゥルーエクス・Jr.は2位に入り、ランキング首位の座を守った。

 ハムリンは7位フィニッシュとなり、ランキングでも7位だが、4位とはまだ8ポイントという僅差でプレーオフ第3ラウンドの残り2戦に臨むこととなる。

 次戦第34戦は11月5日(日)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ

「チームにとって素晴らしい勝利であり、ここマーティンズビルでビクトリーレーンに上がれるのは最高だ。私はシャーロット、マーティンズヴィルとホームステッドでの勝利を切望してきたが、そのうちのひとつでまた勝つことが出来た。チームが本当に素晴らしいトヨタ・カムリを用意してくれた。最終戦ホームステッドが楽しみだ」


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