終盤は、首位を逃げるクラフトンを、19歳のルーキー、グラッグソンが猛追。残り18周でイエローコーションが出されると、最前列の有利なイン側を首位のクラフトン、アウト側をグラッグソンと最前列に2台並んで残り10周で再スタート。
2台はサイド・バイ・サイドのままターン1から2を通過したが、ターン3,4の立ち上がりでアウトから押さえ込んだグラッグソンが僅かに先行し、ストレートでパス。この日初めて首位に立ったグラッグソンがそのまま逃げ切り、念願の初勝利を飾った。
クラフトンが2位、カイル・ブッシュ・モータースポーツの17歳コンビ、ハリソン・バートンとトッド・ギリランドが4位、5位。ベルは追い上げて8位、ローズが9位と着実にトップ10フィニッシュ。ランキングではベルが首位を維持。クラフトン3位、ローズ4位とトヨタ勢は3台共に次ラウンド進出圏内につけている。
次戦第21戦は11月3日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。
ドライバー ノア・グラッグソン
「ベテランドライバー達との、本当にタフなレースだった。終盤のコーションはチャンスだった。マーティンズビルでアウトから抜くのはほぼ不可能だが、私はそれをやり遂げた。完璧な再スタートが切れた。最後の数周はコーションが出ないことを願い続けた」
「ここは子供の頃からテレビゲームで何度も走ったコースで、最後はテレビゲームを見ているような気分だった。実際のレースに出るようになり、本当に勝てたなんて信じられない気分だ」