この週末2度目のポールスタートから順調にリードを拡げたマクローリンだったが、レース中に都合3度のペナルティを受ける空回りを演じることとなり、流れはみるみる悪い方へ。リカバーしようとプッシュするたび、自らを窮地に追い込む悪循環に陥ってしまう。

 そのひとつ目のペナルティは最初のピットストップでやってくる。はやる気持ちからレーンへの進入速度を焦った彼のファルコンはわずかに速度制限を超え、これでドライブスルーペナルティ。

日曜のレース、最初のピットストップでピットレーン速度違反でペナルティを課されたマクローリンは、ここから歯車が狂っていく

 レース序盤の消化となり23番手までドロップしたマクローリンは、トラック上での挽回を試みるべく猛チャージを開始するも、そのアタックが仇となり2度目のペナルティを呼び込んでしまう。

 11番手を争うべくシリーズの紅一点、シモーナ・デ・シルベストのニッサン・アルティマに襲いかかったマクローリンは、バトル中のプッシングから彼女のマシンをスピンモードへと押しやり、このインシデントに対しスチュワードはレース後15秒加算のペナルティを宣告。

 この11番手のポジションこそ、マクローリンの戴冠に向けて“必須”の条件ということもあり先を焦った末のミステイクだったが、その後、2度のセーフティカー(SC)を挟んで彼はふたたびのアタックを敢行。

 90周レースの終盤、70周目を超えたところでデブリ処理のため入っていたSCが去り、最後のリスタートが切られると、レースはアクシデント頻発の混沌とした状況へと発展していく。

 そのカオティックな状況の中心にいたマクローリンは、バーテック・モータースポーツのジェイソン・ブライト(フォード・ファルコンFG-X)とのバトルでお互いにマシンをヒットし続ける熾烈なバトルを展開した末、14番手にまでドロップ。

 その際、ボディワークを破損しタイヤから白煙の上がる状態となるも、そのまま走行を続けると、前を行くスコット・パイ(モービル1HSVレーシング/ホールデン・コモドアVF)、ガース・タンダー(ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)/ホールデン・コモドアVF)、ジェームス・モファット(GRM/ホールデン・コモドアVF)の3台を続けてオーバーテイクし、ファイナルラップを目前にして11位まで挽回。

 しかし、ここでマクローリンは痛恨のミステイクを犯し、この日3度目のペナルティを受けてしまう。

 ウインカップの同僚でもあり、トリプルエイト・レースエンジニアリングが運営するサテライト、チーム・ボルテックスのクレイグ・ラウンズ(ホールデン・コモドアVF)に仕掛けられサイド・バイ・サイドとなったマクローリンは、ターン2への進入でドアを閉め進路を塞ぐ形となり、行き場を失ったラウンズのマシンはウォールにヒットし、スピンモードのままバリアにクラッシュ。 

 左フロントサスペンションとリヤのボディワークが大破するアクシデントとなり、これで再びのペナルティを受けたマクローリンは11番手から18番手までドロップ。

最終周、マクローリンはタイトル確保まであと一歩のところで、まさかのアクシデントを引き起こしてしまう

 SCの影響で95周チェッカーとなったそのフィニッシュラインをトップで通過した、RBRAのウインカップが今季4勝目を挙げ、勝利の150ポイントを加算。最終的に18位で終わったマクローリンは21ポイント差で、初のタイトル争いに敗れ去る結果となった。

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