■メインレースもラーダが圧倒。キャツバーグが勝利
続くメインレースでは、ポールポジションスタートのキャツバーグがリードを奪い、2番手スタートのタルキーニが続く展開。しかし、ウエット路面からドライに変わっていくと、少しずつタルキーニがプレッシャーをかけていく。
ただキャツバーグは最後までリードを守ると、1秒差でトップチェッカー。オープニングレースから順位を入れかえ、ふたたびワン・ツーフィニッシュとなった。3位はノルベルト・ミケリスで、ホンダ・シビックWTCC勢が3〜5位までを占めた。
「素晴らしい気分だよ。誰かが週末の前に、ラーダの地元でたくさんのファンやスポンサーがいる前で1位と2位で終えるだろうと言ったとしても、信じてないだろうね」とキャツバーグ。
「僕たちは素晴らしいウエットセットを見つけて、週末をとおしてすごく速かった。でも、メインレースではドライになってきて、難しいコンディションだったんだ。そこからはイタリア人の爺さん(=タルキーニ)がすごいプレッシャーをかけてきたけど、あれは余計だったね(笑)!」
地元ロシアで完璧な週末となったラーダ勢には、オープニングレース3位のミューラーも「シトロエンにとっては全然良くない週末だったけど、ラーダのみんなにはおめでとうと言いたい」と語れば、メインレース3位のミケリスも「ラーダチームを祝福したい」と脱帽の様子だった。
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