NASCAR XFINITY SERIES
第29戦 Bar Harbor 200
開催日:10月6日
クリストファー・ベルがシリーズ記録更新のルーキーシーズン6勝目!
10月6日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第29戦『Bar Harbor 200』がドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催されました。
同シリーズのプレーオフは今大会が3戦目。当初選抜された12名から、今大会を終えた時点での下位4名が脱落し、8名が次戦からの第2ラウンドに進みます。トヨタ勢ではクリストファー・ベルとブランドン・ジョーンズがプレーオフに進出。ベルはプレーオフ初戦で勝利を挙げ、次ラウンド進出を確定しています。
6日(土)午後3時17分、1マイルオーバルを45周、45周、110周の3ステージ合計200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。最前列2番手スタートのベルがすぐに首位を奪うと独走。出場車のほぼ半数を周回遅れにする速さを見せてステージ1を制覇。ブランドン・ジョーンズが4位、ライアン・プリースが10位となりました。
ステージ2は、スタート前のピットで3位へと後退したベルが、ハンドリングの不調を訴えながらの走行となりましたが、2位でフィニッシュ。プリースが8位、ブランドン・ジョーンズは15位。
ステージ3のスタート前、ベルはややピット作業でタイムをロスし8位スタートとなりましたが、調整で速さを取り戻し、目覚ましい勢いでポジションアップ。132周目に首位を奪還。
162周目、クラッシュ車両によりこの日初めてのアクシデントによるイエローコーションが出され、全車一斉にピットへ。ここで、プレーオフ次ラウンド進出には勝利が欲しいブランドン・ジョーンズが2本タイヤ交換のギャンブルに出て首位へと浮上しました。
4本交換したベルはブランドン・ジョーンズに続く2位での再スタートを切ることとなりましたが、すぐにかわして首位に。179周目にも多重クラッシュが発生しましたが、ベルは首位の座を譲ることなくトップチェッカー。今季6勝目を挙げました。
昨年トラック・シリーズのタイトルを獲得し、今季よりエクスフィニティ・シリーズにフル参戦しているベルが6勝目を挙げたことで、これまでカイル・ブッシュ(2004年)やカール・エドワーズ(2005年)が持っていた同シリーズにおけるルーキーイヤーの勝利記録の5勝を更新し、新たな記録を打ち立てることとなりました。
プリースが4位、ブランドン・ジョーンズは6位でフィニッシュしましたが、惜しくもプレーオフ第2ラウンド進出はなりませんでした。
次戦第30戦は10月20日(土)、米国中西部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイで行われます。
ドライバー クリストファー・ベル
「今年は私にとって最高のシーズンになりました。クルーチーフをはじめメカニックをふくむチーム全員が、最高の仕事で私に素晴らしく速いトヨタ・カムリを毎週用意してくれています。彼らに支えられての今の結果であり、このチームの一員として戦えることを本当に感謝しています」
