続く14時30分からのレース2は、ウエットからドライへと路面コンディションが変化する難しい状況下での勝負となり、まずは3番手スタートだった地元ダニエル・ナジー(ヒュンダイi30 N TCR)がポールシッターのサンティアゴ・ウルティア(アウディRS3 LMS)を交わし、首位で1コーナーへ。

 しかし、直後にブコビッチ・モータースポーツのジョン・フィリピ(ルノー・メガーヌR.S. TCR)がターン3でクラッシュし、最終コーナーでもアクシデントが発生した影響で早々のセーフティカー・ランに切り替わる。

 12分後の4周目にリスタートを迎えると、トラックには小雨が落ち始めドライビングの難易度が高まるなか、”5台目のターゲット”ドゥサン・ボルコビッチ(ヒュンダイi30 N TCR)とプジョーのブリシュがウルティアのアウディをかわしてサイド・バイ・サイドのバトルを展開する。

 この2台は2周以上にわたってドッグファイトを繰り広げると、7周目の1コーナーでブリシュがインを差して勝負あり。わずかなコンタクトでボルコビッチはアウト側に飛び出し、ブリシュのプジョーはドライビングスタンダードの警告を受けたものの、その後も勢いは衰えることなく首位ナジーの背後へ。

 WTCRにワイルドカード参戦を果たし優勝経験も持つナジーは、ここハンガロリンクを知り尽くしているだけに攻略は難しいかと思われたが、ダンプ路面でのプジョー308の速さは群を抜いており、ブリシュは8周目のターン11でアウトサイドから豪快なパッシングを披露。

 最終的に、2番手に浮上してきたComtoyou Racingのジル・マグナス(アウディRS3 LMS)に対し1.6秒の差をつけトップチェッカー。ナジーが3位を死守して最後のポディウムスポットを守った。

 これでシリーズランキングは2ヒート続けて上位入賞を果たしたマグナスとパンチャティッチが57ポイントの同率首位に並び、5月26日の第2戦ドイツ・ホッケンハイムを迎えることになった。

今季からヒュンダイNカラーにチェンジしたM1RAのダニエル・ナジーがR2スタートを制圧
R1で3位表彰台、R2でも5位入賞を決めたネルソン・パンチャティッチが同率選手権首位に立つ
ダンプコンディションで驚異的な速さを披露したジュリアン・ブリシュのプジョー308TCRがR2勝利を飾る
2位に入ったComtoyou RacingのアウディRS3に乗るジル・マグナス(左)もポイントリーダーに並んでいる

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