その後、一行はイギリスへと渡り、こちらも中止となったFoSとグッドウッド・リバイバルを代替するイベント“Speedweek”にジョイント。さらにスペインのモーターランド・アラゴンとイタリアのアドリアではWTCRのレースウイークに合流し、アドリアでは2021年を見据えたリハーサルとして、ラリークロスのような予選ヒート制の“バトル・グループ”や、車両の集中充電設備となる“エネルギー・ステーション”の運用など、ユニークなフォーマットの試験運用を行う。

「改めて、PureETCRのプロモーショナル・シーズンに向け新しいカレンダーを発表できたことを喜ばしく思う。これはユーロスポーツ・イベントや(TCRを統括する)WSCグループ、そしてシリーズの関係者による舞台裏でのハードワークの結果だ」と語るのは、ユーロスポーツ・イベント代表のフランソワ・リベイロ。

「我々が当初想定していたオリジナルのカレンダーが実行できなくなったことは残念だが、わずか6カ月前に現在の世界的なこの情勢を予測できた人物などひとりもいなかったはずだ。それほど、COVID-19パンデミックの影響は地球規模で計り知れないものだ」

「そのため、我々のような産声を上げたばかりのシリーズは、そのコンパクトさによる小回り性と高い適応力を発揮する必要があった。この前例のない時間を通じて、プロセスに関与してくれたすべての人々に対し、信じられないほどの積極性とその熱意に感謝を捧げたいと思う」

 最大500kWを誇るPureETCRマシンは、10月に予定される3つのデモイベントを経て、11月に模擬戦を実施。そして当初計画どおりであれば、2021年1月のデイトナ24時間で再度のプロモーション・イベントが開催され、本格なチャンピオンシップ初年度となる2021年には全8戦、2022年には全10戦への拡大が計画されている。

「その助走期間として、この改訂版プレシーズン・カレンダーが導入された。これにより、我々の目標である史上最もパワフルなツーリングカーでのレースをファンに届けることに全力を注ぐことができる。電動車両がクールで速いことを世界に示す最高のショーケースとなるだろう」

ラリークロスのような予選ヒート制の“バトル・グループ”や、車両の集中充電設備となる"エネルギー・ステーション"の運用など、ユニークなフォーマットの試験運用を行う
ラリークロスのような予選ヒート制の“バトル・グループ”や、車両の集中充電設備となる”エネルギー・ステーション”の運用など、ユニークなフォーマットの試験運用を行う

2020年PureETCR改訂版カレンダー
開催日 開催地
10月9~11日 コペンハーゲン・ヒストリックGP*
10月15~18日 グッドウッド・スピードウィーク*
10月31~11月1日 モーターランド・アラゴン(WTCR*)
11月14~15日 アドリア(WTCR)
*デモンストレーション

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