続くレース2は、さすがのカミッシュもサクセスバラスト満載のシビックで思うようにスタートが切れず、2番手BMWのディフェンディングチャンピオンが首位を奪取。序盤はそのBMWを2番手トヨタのイングラムと3番手カミッシュが追う展開となる。

 しかし終盤にパワーステアリングのトラブルが発生したカミッシュが後退すると、代わって6番手発進だったインフィニティのサットンが、ジャクソンらのフォードもかわして表彰台圏内に浮上。そのままBMWターキントン、トヨタのイングラム、そしてインフィニティ・サットンの順で18周のチェッカーとなり、ターキントンは早くも今季2勝目をマーク。さらにレース1の悲運で25番手からスタートしたブッチャーが4番手までカムバックし、このレースもうひとりの主役となった。

 そして最終レース3は、リバースポールから発進したモファットのインフィニティと、2番手ステファン・ジェリー(BMW125i Mスポーツ/Team Parker Racing)に対し、彼らと同じFRマシンに乗るオリファントが豪快なオーバーテイクを披露。

 2周目のホームストレート上で前を行く2台に対し、アウト側から仕掛けたブラック&ブルー/レッドのBMW330i Mスポーツは、そのままPaddock Hill Bend(パドックヒル・ベンド)で大外刈りを披露して一気に首位に躍り出る。

 レース中盤で2番手に浮上してきたサットンのインフィニティがテール・トゥ・ノーズにまで迫ったものの、ここで落ち着いた対処を見せたオリファントが15周を抑えきり自身初のトップチェッカーを受け、WSRにとっても記念すべきBTCCで300回目の表彰台を獲得。2位にはこの日2度目のポディウムとなるサットンが続き、終盤まで3位を走行していたブッチャーは再びのパンクで後退。代わってBMW125iのジェリーが今季初表彰台を得ている。

 この結果、4冠王者ターキントンがランキング首位を堅持し、16ポイント差でサットン、さらに9ポイント差でオリファントが続く展開となったBTCCイギリス・ツーリングカー選手権。第3戦も1週のインターバルを経た8月22〜23日にオールトンパークで争われる。

R1は4位、R2では2位表彰台のトム・イングラム(トヨタ・カローラBTCC/Toyota Gazoo Racing UK with Ginsters)は、R3のオープニングでアクシデントに巻き込まれる
R3全域に渡ってドッグファイトを繰り広げたFRサルーンの2台。BTCCで3年目のトム・オリファント(BMW330i Mスポーツ/Team BMW)が待望の瞬間を迎えた
「タイヤは厳しかったが、コース上で強い場所とトラクションにだけ気をつけた。まだ信じられない気分だ」と、喜びを語ったトム・オリファント

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