「イギリスでのクリオカップUK制覇から、バルセロナでのTCR参戦まで、すべてが急速な勢いで進展していったんだ。それは素晴らしい経験であり、ルノーの可能性を示すこともできて本当にうれしかった」と振り返るヤング。

「その最終戦終了後のプランでは、TCRヨーロッパ・シリーズへのフル参戦が確定していた。でも、世界的な状況がその可能性を奪った。しかし、あるドアが閉まればまた別のドアが開き、TCRデビューと同じパッケージでWTCRにステップアップする可能性が生まれた。当然、そのチャンスに飛びついたよ」

「僕はキャリア全体を通して年長のドライバーたちとばかり戦ってきたので、グリッド上で“新入り”状態であることに慣れているんだ。目標は可能な限りベストを尽くし、できるだけ多くの経験を積み、チャンピオンシップを楽しむこと。急な成長曲線を描く必要もあるが、僕らはマシンに自信を持っている。開発を通して明らかにスピードを増しているし、期待は高まっているよ」

 この最新エントリーを含め、ほぼ同時に発表された全20台のリストは、SLR(セバスチャン・ローブ・レーシング)の離脱でフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRが姿を消したことが大きな変化ではあるものの、それ以外のマニュファクチャラーは参戦ドライバーのわずかな変更に留まる。

 今季はKTMGを引き継いで4台体制を敷くミュニッヒ・モータースポーツは、エステバン・グエリエリをエースに、ネストール・ジロラミ、ティアゴ・モンテイロ、アッティラ・タッシの4名を継続。ヒュンダイのBRCレーシングと、チーム・エングストラーも王者ノルベルト・ミケリスを筆頭にガブリエル・タルキーニ、ニッキー・キャツバーグ、ルカ・エングストラーの布陣を敷く。

 同じく4台体制のLynk&Coシアン・レーシングは、アンディ・プリオールに代わってサンティアゴ・ウルティアを起用。そしてスペイン・セアトの高性能車部門クプラの新型モデル『クプラ・レオン・コンペティションTCR』を導入するゼングー・モータースポーツは、ハンガリー出身のベンス・ボルディズ、ガボール・キスマティ-レヒナー、そしてシリーズ離脱となったPWRレーシングから移籍のミケル・アズコナの3台を走らせる。

 ベルギーのコムトゥユー・レーシングはシリーズを代表する大ベテラン、トム・コロネルとナサニエル・ベルトン、ジル・マグナスの3名がアウディRS3 LMSのステアリングを握り、昨季までそのアウディをドライブした2017年TCRインターナショナル王者のジャン-カール・ベルネイは、チーム・ミュルザンヌに移籍しアルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCRのシングルカー体制で挑む。

 この年間リスト以外にも、例年のように各ラウンドごとに数多くのワイルドカード枠エントリーが予想されている。

Lynk&Co Cyan Racingなどと同様の手法で、今季から4大体制を敷くこととなったMünnich Motorsport
CUPRAの新型モデル『Cupra León Competición TCR』を導入するZengő Motorsportは3台体制でのエントリーに

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