しかし、こんな辺ぴな場所へ自動車レースを観に来る中国人などいるの? 練習走行しか実施されない金曜日、グランドスタンドの観客はほぼゼロ。予選が実施される土曜日も同様で、ZIC正門前のチケット売り場もグランドスタンド裏の屋台も休業。

決勝日の珠海国際サーキット正門前。当日のみ免費(無料)のシャトルバスが運行されていた。
決勝日の珠海国際サーキット正門前。当日のみ免費(無料)のシャトルバスが運行されていた。

 ところが決勝が実施される日曜日、ZIC正門の対面にある駐車場はバスや自家用車を次々に吸い込み、グランドスタンドは観客で埋め尽くされた。

決勝日、レース開始から2時間後の観客席。スタート前後は観客席がほぼ埋まっていたのだが……。
決勝日、レース開始から2時間後の観客席。スタート前後は観客席がほぼ埋まっていたのだが……。

 とはいえ、目算で数千人収容のグランドスタンドが観客で賑わっていたのは4時間レースのスタート前後だけ。開始まもなく空席が目立ち始め。1時間で8割が空席になり、2時間で9割が空席……。フィニッシュ前には再び観客が戻って来るかと思っていたが、結局は2、3百人が暫定表彰式を見守っていただけ。まあ、なんらかの勢力による動員が掛かっていたのだろう(汗)。

 もっとも、ヨーロッパのブランパンGTシリーズも一部を除けば同じようなもので、中国より決勝の観客が少ないイベントは珍しくない。つまり、FIA-GT3レースの多くは観客動員に依存しない、走っているドライバーや走らせているチーム、それを支えるタイヤサプライヤーやマニュファクチャラーやスポンサーが、自分たちが楽しいからやっているという、まさに自動車レースの伝統的王道をまい進しているのだ。

 後日掲載の第2回目に続く。

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