「我々は、ツーリングカーの動力源が内燃機関から電力へ切り替わるという、このモータースポーツの歴史的な瞬間に参加できることを非常に誇りに思っている。それは我々の組織にとってまったく新しい挑戦であり、この瞬間に向け非常に意欲的に取り組んできたんだ」と、ジュリアETCRの映えあるシェイクダウンを自ら担当したフェラーリ。
「そして、ジュリアETCRの設計と開発に役立つ貴重なサポートを提供してくれたWSC、WAE、マグエレックの面々に感謝したい。ETCRキットの統合は問題なく完了した。初めてクルマを運転したとき、すべてが機能していることを知り本当にうれしかったよ」と続けた同氏。
「そして、この種のマシンのドライブが本当に楽しく、驚くほどの速さを誇っていることに心底驚いた」
「私にとって、何年も前のツーリングカーの記憶を呼び覚ますのに充分な衝撃だったよ。そのパワープラントはまったく違うものではあるがね……」
このセッションではヒュンダイ・モータースポーツの開発ドライバーとクプラ・レーシングの面々もテストプログラムを重ねており、それぞれセットアップとパフォーマンス評価に焦点を当てたメニューを消化。
前回と同様にアウグスト・ファーフスとジャン-カール・ベルネイがヒュンダイ・ヴェロスターN ETCRをシェアし、ジョルディ・ジェネとミケル・アズコナがセアト・クプラe-Racerのステアリングを握っている。
一行は引き続き同地に滞在して走行距離を重ねる計画で、続くテストもバレルンガにて3月30~31日の開催を予定している。