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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.06.03 12:57
更新日: 2021.06.03 13:01

RSCの強豪エレバスも2022年にカマロへのスイッチを表明。最新レンダリング画像を公開

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海外レース他 | RSCの強豪エレバスも2022年にカマロへのスイッチを表明。最新レンダリング画像を公開

 5月最終週に“Gen3”規定シャシーを公開したのに続き、CAD画像も披露したスーパーカー・シリーズは、2022年シーズンに先立つ目標として今年8月にも最初のシェイクダウンテストを実施する計画であることも明かした。

 シリーズのモータースポーツ部門責任者であるエイドリアン・バージェスは、すでにトリプルエイト・レースエンジニアリングで製作が進む最初のプロトタイプが、おそらくシドニー・モータースポーツ・パークで非公開テストに臨むことを示唆した。

「この8月には、すでに2号機が納入されたディック・ジョンソン・レーシング(DJR)と合わせて、両方のプロトタイプが稼働することを望んでいる」と語ったバージェス。

「先日には共通シャシーの写真を披露し、多くのファンがそのフレーム構成を目にしたと思うが、トリプルエイトはシボレー・カマロを、DJRはフォード・マスタングをそれぞれ架装することになる」

「これらのシャシーはあらゆる点で同一であり、両チームはボディワークとの適合においてホモロゲーション申請を行う。8月にトラックテストを実施できればベストだが、海外で調達する必要があるコンポーネントがいくつか存在するため、現在進行中の世界的なロジスティクスの問題にも留意する必要があるだろう」

 その他のチームへは2021年末までのシャシーデリバリーが計画されているというが、バージェスによれば今季終盤にもこの新規定シャシーのプロトタイプが“実戦デビュー”を飾る野心を抱いている、と付け加えた。

「前提として順調なプログラムを消化し、数千kmに及ぶテストをクリアする必要がある。だからこそ、プロトタイプでも最初からできるだけ完成度の高いマシンにしたい」と続けたバージェス。

「今年いくつかのイベントに参加したいと考えているが、実際に時期が近づくまでは、どのレースかを言うことはできないね。ただし、この新型モデルを早くファンの前で走らせて、実際のお披露目をしたいと考えるのは当然のことだ」

 5月28日~30日の週末にオーストラリア・ビクトリア州のウィントン・モーターレースウェイで開催予定だった第5戦“スーパースプリント”を延期したRSCだが、現時点では第6戦として6月18~20日の週末に位置付けられているダーウィン・トリプルクラウンからのチャンピオンシップ再開を予定している。

ローリングシャシーの画像に続いて披露されたCAD(Computer-Aided Designs)イメージ
2013年の“Car of the Future(カー・オブ・ザ・フューチャー/COTF)”から導入されたFIAインスティテュート考案のサイドインパクト構造も踏襲する
シリーズのモータースポーツ部門責任者であるエイドリアン・バージェスは、2021年8月のシェイクダウンを示唆した


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