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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.06.22 15:23
更新日: 2021.06.22 15:24

RSC第6戦は契約更新のモスタート先勝も、SVGが“サンデイ・ダブル”でタイトル争い独走へ

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海外レース他 | RSC第6戦は契約更新のモスタート先勝も、SVGが“サンデイ・ダブル”でタイトル争い独走へ

 するとピットウインドウが開いたところで、今度は首位を行く選手権リーダーに悪夢が襲い、22周目のピット作業で左リヤタイヤのホイールナットにトラブルが発生し万事休す。ここで大きなロスタイムを喫したSVGは、チームメイトの7冠王者ジェイミー・ウインカップ(ホールデン・コモドアZB)に次ぐ13位フィニッシュが精一杯となった。

 これで労せず首位を手にしたモスタートは、2020年のチーム移籍後、WAUでの通算2勝目を記録し、終盤にパーカットをかわしたキャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング/ティックフォード・レーシング)が2位に入るポディウムとなった。

 明けた日曜午前にも、まずはこの日の2ヒートに向けた予選シュートアウトが争われ、今度はチームメイトの雪辱を期すDJRのウィル・デイビソン(フォード・マスタング)が連続トップタイムでポールポジション奪取に成功する。しかしここでもホールデン陣営トップチームのトリプル・エイト勢が立ちはだかり、今度はフロントロウを確保したSVGがターン1でホールショット。デイビソンと僚友ウインカップを従えて、38周の日曜スプリント初戦を制した。

 すると続くレース3でも前戦のリプレイを見るかのようにデイビソンに先んじたSVGが首位でターン1を通過すると、アンダーカットを狙って早めのピット作業を終えたデイビソンにも反応し、完璧に封じ込める横綱レースを展開。レース2とまったく同様のオーダーで首位チェッカーをくぐったSVGが、キャリア通算48勝目を記録し、オーストラリアの英雄として知られる伝説的ドライバー、ピーター・ブロックのシリーズ勝利記録に並ぶこととなった。

「数字のことは意識していなかったが、まさか自分が彼(ブロック)のような人物と並んで比較されるなんて考えてもみなかった。彼がどんな人で、多くの人にとって、今でも彼がどれほどの意味を持っているかを考えてみてほしい」と、喜びを表現したSVG。

「昨日の(ホイールナット)トラブルは残念だったが、レースでは僕のクルマが速いと分かっていた。週末は3戦とも抜群のスタートが切れて、それが勝利の鍵になった。これは自分にとっても驚くべきことだね(笑)」

 この結果により、SVGはシリーズポイントを1361点まで伸ばして首位独走体制を固め、2位には1140点で僚友ウインカップ、そして3位に1131点のモスタートが続くオーダーに。延期中のウィントン・スーパースプリントは開催日未定ながら、7月9~11日の第7戦タウンスヴィル500に続いての実施が予定されている。

日曜の予選は、僚友に代わりDJRのウィル・デイビソン(フォード・マスタング)が連続トップタイムを記録した
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日曜の2ヒートで猛威を振るったTriple Eight Race Engineering(トリプルエイト・レースエンジニアリング)
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インターバルを経て骨折も完治したSVGが、2度目のタイトルに向け勢いを維持している
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