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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.02.25 17:00
更新日: 2022.02.25 16:22

ミカエラはPWRからの離脱を表明。バックマン兄は地元シリーズ復帰、妹はドイツへ/STCC

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海外レース他 | ミカエラはPWRからの離脱を表明。バックマン兄は地元シリーズ復帰、妹はドイツへ/STCC

 一方、2020年にロブ・ハフを擁してチーム史上初のSTCCチャンピオンを獲得したレストラップ・レーシングは、2022年に向けアンドレアス・バックマンとの契約をアナウンスした。

「このように若くて進歩的なチームに参加するのは素晴らしい気分だ。僕の野心は、今季彼らと一緒にチャンピオンシップに勝つこと。それだけさ」と、地元シリーズ復帰への意気込みを語った26歳のアンドレアス。

 2021年はターゲット・コンペティションとともにWTCRに挑戦したバックマン兄妹は、ブリンク・モータースポーツとのジョイントでSTCCにもスポット参戦し、マントープパーク戦ではアウディRS3 LMSをドライブしたアンドレアスが、王者ロバート・ダールグレンを打ち破りポールポジションを獲得している。

「僕らは目標を高く設定したが、僕にはスピードがあり、チームがそれ達成できることも知っている。多くの経験豊富なドライバーと対戦することになるし大変なことになるだろうけど、自信を持っているし、始めるのが待ち切れないよ」と、2018年以来のフルシーズン・エントリーを果たすアンドレアス。

 一方、チーム共同創業者のフレデリック・レストラップも「STCCパドック全体が、昨年のマントープパークでのアンドレアスのパフォーマンスに感銘を受けたと思う」と語り、改めて「今季STCCタイトルを奪還するという目標に、彼を迎えることができてうれしく思うよ」と期待を寄せた。

「我々はしばらくの間、アンドレアスの動向に目を向けてきた。彼はここ数シーズンで大きな前進を遂げたね。来るべき瞬間に備えるため、我々の前には多くの仕事があり、彼がそれに貢献できるのは間違いないね」

 またチームは、4年間にわたり走らせてきたフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRから、新たなモデルへのスイッチも示唆している。

 そして、つねに兄と同じプログラムでTCRシリーズを戦ってきた24歳の妹ジェシカは、パートタイムでのWTCR参戦を経て2022年はTCRドイツに復帰し、ヒュンダイの3台体制を敷くROJAモータースポーツの1台をドライブすることが決まった。

「再びTCRドイツで戦うのは楽しいでしょうね! 私自身、ドイツのレース形式とサーキットの両方を気に入っているから」と語ったジェシカは、2019年、2020年と2年連続でTCRドイツのイベントにゲストエントリーを果たしている。

「前回TCRドイツでドライブしたとき、ホッケンハイムで2位になり最初の勝利に近づけた。2022年の私の目標は、チャンピオンシップでトップの座を争い、TCRで最初の勝利を収めることね」

 またSTCC参戦22年目を迎える大ベテラン、48歳のマティアス・アンダーソンは今季も引き続きMA:GPからリンク&コー03 TCRで参戦。そしてノルウェーのラリークロスやサーキット・カテゴリーで活躍した17歳のマリウス・ソルベルグ・ハンセンは、2021年のEuroRX参戦結果により『ペター・ソルベルグ・スカラシップ』を受賞。レストラップ・レーシングから機材を購入し、ファミリーチームとなるMSHモータースポーツからのSTCCデビューを予定している。

「僕らは目標を高く設定したが、僕にはスピードがあり、チームがそれ達成できることも知っている」と兄のアンドレアス
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「デビューイヤーのようにモチベーションは高まっている」と、リンク&コーへのスイッチ初年度でランク5位を獲得したマティアス・アンダーソン
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2021年の活躍により『ペター・ソルベルグ・スカラシップ』を獲得したマリウス・ソルベルグ・ハンセン
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