レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.09.20 14:01
更新日: 2022.09.20 16:11

第7世代『フォード・マスタング』の世界初公開を受け、2023年投入“Gen3”も最新ルックで登場へ/RSC

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | 第7世代『フォード・マスタング』の世界初公開を受け、2023年投入“Gen3”も最新ルックで登場へ/RSC

 南半球を代表する人気カテゴリー、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップで、2023年の導入が予定される新規定車両“Gen3”のうち、フォード陣営が投入する『フォード・マスタング・スーパーカー』が化粧直しを受けることに。この9月14日に世界初公開された量産モデルの“第7世代”刷新に合わせ、最新フェイスを採用。カラーリングも施されたテスト車両が、10月6~9日に開催されるシリーズ最大の祭典『レプコ・バサースト1000』の会場でお披露目されることが決まった。

 今月に入り、北米でワールドプレミアされた最新型『フォード・マスタング』の発表と同時に、同社のモータースポーツ活動を担うフォード・パフォーマンスは、都合6カテゴリーに向けたプレゼンテーションも実施。そのなかには、話題をさらったGT3版の初公開に加えてフェイスリフトが施されたGen3規定スーパーカーも含まれていた。

 ラウンチ時にはアニメーションとレンダリングの公開に留まっていたが、豪州大陸を代表する“聖地”マウントパノラマのイベント会場では、現実に存在する第7世代ベースのレーシングモデルとして世界初公開され、2022年RSCカレンダーの各イベントで実施されてきたデモランも兼ねたテストも実施。レースウイークの木、金、土の各日程で、ライバルのGM(ゼネラル・モータース)が用意する『シボレー・カマロZL1スーパーカー』とともにトラックインすることになる。

 2021年最終戦の『バサースト1000』で初お披露目されて以降、両Gen3規定モデルはサスペンションを中心にあらゆるメカニカル・コンポーネントのアップデートが続き、公式テストではオイルタンクとアンチロールバーが承認され、各イベントのデモラン兼任セッションでは各種の制御コンポーネントや燃料タンク、オイル系統の仕様などがフィックスされてきた。

 フォード陣営にとって、こうしたテストのすべては“S550”と呼ばれる先代マスタングのデザイン形状で続けられて来たが、ホモロゲーション登録を担当するディック・ジョンソン・レーシングは、今後シリーズの運営委員会や前出のフォード・パフォーマンスと協力し、事実上“ふたつめ”となる空力パッケージを開発しなければならないことを意味する。

2022年『バサースト1000』の会場で実車が初公開され、木、金、土の各日程で、ライバルのGM(ゼネラル・モータース)が用意する『シボレー・カマロZL1スーパーカー』とともにトラックインすることになる
現行”S550″での開発テストと『VCAT』と呼ばれるホモロゲーション適正検査を受けて来たDJRにとっては、事実上”ふたつ目”となる空力パッケージを開発しなければならないことを意味する

■次のページへ:マスタングGT3のバサースト12時間参戦も「考慮されている」


関連のニュース