ラッセルは、16年に初のマカオGPで獲得したポールポジションは、14年に受賞したマクラーレン・オートスポーツBRDCアワードに匹敵するほど印象的な出来事だったと語る。
「僕はマカオGPに、本当に多くの力を注いで挑んだんだ。だから、ポールを獲得した瞬間は信じられない気分だった。グリッド上位の顔ぶれはマカオ経験者ばかりだったからね」
だが、ラッセルの現実的な目標は17年のGP3での勝利であり、マカオGPとほぼ同時期に開催される予定の最終戦アブダビで、タイトル争いに集中する必要が生じるだろう。

16年のGP2に参戦したアントニオ・ジョビナツィと、GP3に参戦したアレックス・アルボンのふたりもマカオGP再挑戦への希望を口にしていたが、彼らはタイトル争いを展開していたためにマカオGP参戦を断念し、アブダビでの最終戦を優先している。