WRC世界ラリー選手権第3戦メキシコのデイ1で、オット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)が湖へ転落した瞬間の動画が公開されている。

 タナクのマシンは、デイ1最初のSS3走行中、ステアリングにダメージを負い、コーナーを曲がりきれずにコースオフ。そのまま湖へ転落してしまった。タナクとコドライバーのライゴ・モルダーは無事だったものの、マシンは湖へ沈んでしまった。マシンが湖に落ちてから、完全に沈没するまで、15秒ほどの時間しかなかったとみられている。

 事故後、タナクは英AUTOSPORT.comに対し「無事にマシンから脱出できて、ここに立てていることが嬉しい」とコメントした。

「酷いクラッシュだった。マシンが横転している最中に、フロントウインドウ越しに水が迫ってくるのがみえたよ」

「すぐにベルトを外してドアを開けた。あっという間に水が中に入ってきて、マシンは沈んでいってしまったよ」

 大会主催者はダイバーとクレーンを事故現場に送り、マシンの回収作業を行っている。

 Mスポーツ代表のマルコム・ウイルソンは、「一番重要なことは、オット(・タナク)とライゴ(・モルダー)が無事だったことだ」と語った。

「事故のあと、彼らと話をして、デイ2以降もラリーに参加することが重要だと伝えたよ。もちろん事故の直後だし、難しいことなのは理解している。しかし、彼らは一刻もはやくコックピットに戻りたがっていた」

 沈没したマシンがサービスパークに到着していないため、チームはマシンにどの程度ダメージがあるか把握していない。しかし、ウイルソンは修復できる確信があると述べた。

「おそらく問題はないだろう。マシンを走らせることができると思う」とウイルソン。

「時間は掛かるだろうが、エンジンから水を抜けば大丈夫だろう。落ちたのが湖だったのが不幸中の幸いだ。もし海水のなかに落ちていたら、修復は難しいからね」

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