14日、第82回ル・マン24時間耐久レースは決勝日を迎えているが、多くのゲストがサルト・サーキットを訪れている。中でもスタート前に多くの注目を集めていたのが、スタートフラッグを担当したF1ドライバーのフェルナンド・アロンソだ。

 今回、ル・マン24時間のスタートフラッグを担当することになったアロンソは、スタート進行に合わせるようにサーキットに登場。ACOのピエール・フィヨン会長、そしてFIAジャン・トッド会長とともに、ワイシャツにサングラスという出で立ちで登場した。

 FIAアクション・ロードセーフティのキャンペーンのため登場したアロンソは、ポルシェから参戦するマーク・ウエーバーをはじめ、多くのF1経験ドライバーと再会しガッチリと握手。この場に、今度は9度のWRC世界ラリー選手権チャンピオンで、LMP2クラスに参戦するセバスチャン・ローブ・レーシングのオーナーでもあるセバスチャン・ローブも登場。非常に豪華な顔ぶれが揃った。

 多くの注目を集めるアロンソは、今度はおなじみのフェラーリのレーシングスーツに着替えると、AFコルセのピットに向かい元チームメイトのジャンカルロ・フィジケラらと談笑。さらに1970年のクラシックカー、フェラーリ512Sコーダ・ルンガでデモランを実施。そして今度はフェラーリのエンブレムが入ったブラックのジャケットに着替え、スタートフラッグを手にフラッグタワーに登った。

 アレックス・ブルツ駆る7号車トヨタTS040ハイブリッドを先頭にした隊列が15時00分にメインストレートに差しかかると、アロンソはスタート旗であるフランス国旗を振り下ろし大役を果たした。その後もアロンソは、ジャケットを着たままポルシェやアウディ等のピットを訪問。ル・マンの雰囲気を満喫している。

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