マーク・ウエーバーが、日本GP前に肩にけがをしたことをチームに報告しなかったのは、パフォーマンスに影響しない小さなけがだったので知らせる必要がなかったからだと説明した。
ウエーバーは今年の日本GPの前にトレーニングで友人とマウンテンバイクに乗った際に、目の前を走っていた友人が転倒し、それをよけきれずにぶつかってしまった。これによって右肩に小さな骨折を負ったウエーバーだが、自身のトレーナーとFIAドクター以外には知らせなかった。
この話は6日にオーストラリアで発売になったウエーバーの本「Up Front – 2010, A Season To Remember」で明らかになり、レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは驚くとともに「話してくれなかったのは残念だ」と述べた。
8日、ウエーバーは自身のウェブサイト上に肩のけがについてのコメントをQ&A形式で掲載した。
「シンガポールと日本の間にトレーニングでマウンテンバイクに乗っていて転倒した」とウエーバーは説明している。
「レントゲンをとったら右肩に小さな骨折があることがわかった。でもこれはマシンに乗った際のパフォーマンスには影響しないと確信していたので、このことを誰にも言わなかった」
チームに言わなかったことは後悔していないとウエーバーは言う。
「(言う)必要がなかった。肩は全く問題なかったんだ。だから誰にも言う必要はなかった。マシンに乗る上で何か問題があったら、もちろんチームに話したさ。でもそうじゃなかった。1戦たりとも欠場しなかったしね。当然、マシンを安全に、そして限界ぎりぎりで走らせることができなかったら、チームに報告していただろう」
日本GPの前に痛み止めの注射を打ったのは、万が一のことを考えてのことだったという。
「注射は念のために打ったにすぎない。(けがをした後で)50周以上走るのは初めてだった。その上、午前中には予選があった。だから、決勝日に向けて医療上のベストのアドバイスを受け入れた」
「肩の負傷は複雑な場合が多いけれど、幸い僕の場合、仕事に何の影響もなかった。僕にとってはそれが一番重要だった」
アブダビ後のピレリタイヤテストを欠席したのは肩の手術のためだと報じられているが、ウエーバーはそれを否定している。
「(肩の手術は)受けてない。どこからそんな話が出てきたのか分からないよ。11月のアブダビでのタイヤテストに行かなかったのは肩のせいなのかと何人かに聞かれた。でもそれは全く関係ない。体調のせいでテストに行かなかったのではない。元々そのテストに出席する予定はなかった」
なぜ本を通してけがのことを明らかにしたのかという問題について、ウエーバーは、今シーズン自分が経験した出来事であり、本に加えるのは当然だったと述べている。
「それが本というものだ。オーストラリアの読者に対して、彼らがなかなか知ることができないスポーツの実態をよく知ってもらいたいと思った」
「(このけがは)僕に起こったひとつの出来事であり、今シーズン僕が経験したことの一部だ。だから本に加えた」
