2011年、チーム・ロータスはブラック&ゴールドのカラーリングに変更するというプランを取りやめ、2010年に使用したグリーン&イエローのカラーを維持する見込みであると、チームプリンシパルのトニー・フェルナンデスが認めた。
グループ・ロータスがルノーF1チームの株式を買収すると共にタイトルスポンサー契約を結び、来年ロータス・ルノーGPとして参戦することを発表した際、グループ・ロータスは、ブラック&ゴールドのカラーリングを使用するとして、暫定カラーを施したR30の画像を公開した。ロータス・レーシングは、2011年はチーム・ロータスとしてマシンをブラック&ゴールドのカラーに変更して走らせることをすでに発表済みだった。
ロータス・ルノーGPの発表を受け、フェルナンデスは、チーム・ロータスとして参戦するプランに変更はないものの、カラーリングは今までのカラーリングを維持した方がよさそうだとコメントした。
「ロータスというチームがふたつ走ることには問題を感じていない。だが、我々がブラック&ゴールドで走るのはばかげていると思う。我々はカラーリングのプランを変更する見込みであると認めよう」とフェルナンデスは英AUTOSPORTに対してコメントした。
「我々はブラック&ゴールドで走る予定であると宣言していた。だが私は、このプランを考えたのは我々の方が先だなどと子どもじみたことを言うつもりはない」
「しかし悪いことの中にも必ずいいことがあるものだ。私は、ブラック&ゴールドではタバコ会社の宣伝をすることになってしまうという指摘を何人かの人々から受けた。JPSは英国、そしてイギリス連邦のさまざまな地域で今も販売されているということに私は気づいていなかった。それに関するトラブルを抱えたくはない」
「また、FIAは2013年に向けて新しいエンジンに関する発表を行った。これによると、F1はより“グリーン”な方向に進んでいくことになる。そうするとグリーン以上にいいカラーがあるだろうか? ファンのリアクションをチェックすると、多数のファンがグリーン&イエローでいてほしいという意見だった。だから私としては、グリーン&イエローでいくと99パーセント確信している」