ルノーF1チームの株主であるジニー・キャピタルのチェアマン、ジェラルド・ロペスが、2011年のマシンをブラック&ゴールドのカラーリングにするというアイデアを盗んだのはロータス・レーシングの方だと発言した。
8日、グループ・ロータスがルノーF1チームの株式を取得するとともにタイトルスポンサー契約を結び、2011年に「ロータス・ルノーGP」としてF1に参戦することが発表された。その際に、チームは、ブラック&ゴールドのカラーリングを採用することも明らかにした。
しかし今年F1にデビューしたロータス・レーシングは来季「チーム・ロータス」と名称を変えて、カラーリングもブラック&ゴールドに一新することを11月に発表していた。ロータス・レーシングとグループ・ロータスの間では「チーム・ロータス」の名称使用権をめぐって争いが生じている。
ロータス・ルノーGPの発表を受けて、ロータス・レーシングのチームプリンシパル、トニー・フェルナンデスは「(グループ・ロータスのCEOダニー・バハールは)我々のブラック&ゴールドのアイデアを乗っ取ろうとしているようだ」とツイートした。
しかしロータス・ルノーGP側は、逆の考えを示している。
「我々はずっとそのアイデアを持っていたのだが、メディアを通してそれが漏れてしまった」とロペスがコメントしたと、Telegraphが報じている。
「その3日後、彼ら(ロータス・レーシング)がブラック&ゴールドにすると発表したのだ」
「結局のところ、コース上のポジションを考えれば、どちらのマシンか分からなくなるような混乱は起こらないだろうがね」