フェラーリは、5月のムジェロテストでメジャーアップデートパッケージを初めて走らせ、スペインGPでそれを実戦投入する計画であるとみられている。
不安定な天候となったマレーシアGPでフェルナンド・アロンソが優勝を挙げ、ドライバーズランキングトップの座についたが、フェラーリはF2012のパフォーマンスがライバルたちと比べて著しく劣っていることは強く自覚しており、マシンを改善させてタイトル争いに加わることを目指している。
フェラーリはプルロッド・フロントサスペンションを放棄し、Bスペックマシンを投入するのではないかという推測もなされているが、これは事実ではないとみられている。
アップデートパッケージは、サイドポッドが大幅に改良され、エキゾーストの出口がかなり前方に配置されるものと予想されている。これによりエキゾーストブローをうまく活用し、マシンリヤへの空気の流れを改善し、ダウンフォースを向上させることを狙う。
サイドポッドのアップグレードに伴い、徹底的な見直しが必要となり、ラジエターの配置が変更、サイドインパクト・クラッシュ・ストラクチャーもモディファイされるかもしれない。その場合は改めてクラッシュテストを受けなければならない。また、フロントウイングの改良など、空力面での大幅な変更も予定されている。
マレーシアでの優勝の後、アロンソは次のように語った。
「今回優勝したからといって、今後数週間のアプローチが変わるわけではない。今のこのマシンには多くの問題がある。この後の数戦で、開発において極めてアグレッシブなアプローチをとる。しかしそれは革新的な変更ではない。バルセロナに新車を持ち込むかって? その話は真実ではないよ」
フェラーリは、メジャーアップデートパッケージの投入までの間にアロンソをタイトル争いから大きく脱落させないよう、できるだけ多くのポイントを獲得させることを目指しており、次戦中国GPに向けてもある程度マシンのモディファイが行われるようだ。
