フェラーリは将来のレースドライバーとしての起用を念頭に置き、エステバン・グティエレスの来季ハースF1チームでのパフォーマンスを注視していくと、ジーン・ハースが語った。

 2016年にF1デビューを果たすハースF1は、フェラーリと技術提携し、パワーユニットの他、さまざまなパーツの供給を受け、風洞使用の許可も得てF1活動を行う。レースドライバーはロータスから移籍するロマン・グロージャンと、今年フェラーリのリザーブドライバーを務めたグティエレスだ。

 オーナーのハース氏は、グティエレス起用はフェラーリの意向だったと認めた。フェラーリは2016年のグティエレスのパフォーマンスを見守り、彼に将来フェラーリのレースドライバーを務める力があるかどうかを評価したい考えだという。

「フェラーリは一流大学のようなものだ。その大学に進めば、立派な学歴を得ることができる」とハース。

「フェラーリが『君たちが検討すべきドライバーがここにいる。彼を君たちのクルマに乗せてほしい』とこう言った。まぁ、だいたいそういうことだ」

「フェラーリはエステバンの走りに関心を持っている。その関係で彼を試してみたいと考えている。将来フェラーリのシートに据えることを念頭に置いて彼を評価するためにね」

「フェラーリの具体的な考えは知らないが、彼らは将来のドライバー候補として考えている、才能あるドライバーを実際に走らせてみたいのだと私は思う」

 試されるグティエレスへのプレッシャーはかなり大きいとハースは考えている。
「F1ドライバーとして成功し、チャンピオンシップを戦えるようになるにはプレッシャーがあるものだ。強いプレッシャーがね」

 フェラーリのキミ・ライコネンとの契約は来年末までとなっているため、2017年以降のセバスチャン・ベッテルのチームメイトを誰にするのか、チームは本格的に検討しなければならない状況にある。

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