マレーシアGP決勝中のセバスチャン・ベッテルの行為はスポーツマンらしからぬものとしてFIAから罰せられるのではないかとの声が上がっている。

 ベッテルは4位走行中に周回遅れのナレイン・カーティケヤンと接触、タイヤがバーストして順位を落とし、ポイント圏外の11位でフィニッシュした。YallaF1は、ベッテルのオンボードカメラ映像において、彼がカーティケヤンに対して2度中指を立てたシーンが映っていると報じている。
 ベッテルはレース後、カーティケヤンを「きゅうり」、「ばか」と呼んで怒りを示していた。ハンス-ヨアヒム・シュトックは「きゅうり」を示すドイツ語について「“くそったれ”よりはマシな意味だ」と説明している。

 カーティケヤンはDeccan Chronicleに対し、次のようにコメントしている。
「(ベッテルは)過去2年は優勢だったけれど、今年は苦労している。それで苛立ちがつのっているんだろう。でもあの事故に関して僕を非難するのはプロ失格だ。人を侮蔑すれば、自分が悪く見えるだけだ」
「僕らはコース上でレースをする権利を持っている。バックマーカーはブルーフラッグを受ければ道を譲らなければならないと規則で定められているが、だからといってコースの外までどかなければならないわけじゃない。彼は自分がいいマシンに乗っているからというだけで、人をばか呼ばわりするべきじゃない。僕は、自分が参戦したF1より下のシングルシーターカテゴリーではすべて優勝を記録しているし、一番熾烈といわれるF3マカオGPでポールも獲っている。だからベッテルからのお墨付きをもらう必要はない」

 Kolner Express、Bild、Die Weltなどドイツのメディアは、ベッテルの行為はFIAが定めた行為規範に反すると主張している。

 元F1ドライバーのマルク・スレールは、ドイツのテレビ局Skyに対し、「彼は行動規範に違反した」と述べている。
「他の人々やこのスポーツを傷つけるような行為は違反になる」

 ペナルティが科されるとすればどういったものが考えられるかとの質問に対し、スレールは「警告からライセンス取り消しまであらゆる可能性が考えられるが、この場合は科されるにしても軽い罰になると思う」と答えた。

 ハンス-ヨアヒム・シュトックは、通信社DAPDに対して次のようにコメントした。
「オーバーテイクをする際には行き違いが起こる可能性はあるものだ。ベッテルはそれを学ぶ必要がある」
「彼はここまでどんどん進歩してきたが、今はそうではない。彼はこういう状況にうまく対処しなければならない」
「セバスチャンがもっとスペースを残していれば、あの接触は起こらなかった。しかしああいうことは時には起こるものだから、レーシングアクシデントといえる」
「彼(カーティケヤン)はわざとやったわけではない。責任はどちらにもある」

 フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグはインドのメディアに対して「僕が見たところナレインは悪くない」とコメントし、チームメイトのポール・ディ・レスタは「ナレインはベッテルと同じだけコース上を走る権利がある。ふたりともF1ドライバーであり、それぞれチームを代表して走っているんだ」と述べている。

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