ラリーのオープニングを飾るスーパーSSはリスボンの歴史的エリアであるベレン地区に展開される。全長3.27kmの舗装ステージのスタートを前に、選手たちは前回と同じく電動カートを使いレッキを行なった。

 大勢の観客が見守る中、トップタイムをマークしたのはソルベルグだった。「最高の雰囲気だったよ。しかし本当の勝負は次のナイトステージからだ」と、今年に入りはやし続けてきた髭をきれいさっぱり剃りおとしたソルベルグ。
 グラベルのSS2からはついに自分たちが選んだスターティングオーダーでの出走となる。路面は少し前から弱く降り始めた雨で完全なドライではなくなった。土煙がたつ可能性は低くなり、ルーズグラベルも湿り気によりかなり路面に馴染んだ。
 注目のSS2、トップタイムをマークしたのは後方スタートのソルベルグ。2位はソルベルグの前に走行したラトバラで、3位にローブ、4位にはヒルボネンとマッズ・オストベルグが並んだ。
 事件が起きたのは、全般的にドライコンディションとなったSS3だった。2番手スタートのローブがスタートから7km地点でコースアウト、転倒しリタイアとなってしまったのだ。そのSS3でトップをマークしたラトバラはソルベルグを抜かして首位に浮上。ラトバラと0.5秒差で2位ソルベルグ、10.4秒差でヒルボネンという順位に並び変った。そして迎えたデイ1最終のSS4、雨は次第に強まり、フォード勢が走るころには大雨に。ぬかるみ滑りやすくなった路面にフォード勢が苦戦し大きくタイムを落としたのとは対照的に、先頭スタートのヒルボネンはセカンドベストをマーク。上位の総合順位に変化はなかったが、1位ラトバラと3位ヒルボネンの差は5秒と一気に縮まった。

 ラリーは夜の10時30分に最初のマシンがサービス前のパルクフェルメに入った。ライトで煌々と照らされたサービステントの外側では雨がさらに勢いを増し、デイ2以降の荒れた展開を予感させた。

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