F1からWRCに転向したキミ・ライコネンは、今季開幕戦を終えた後、今の時点ではF1が恋しいとは思っておらず、今は新しいチャレンジに気持ちを集中させていると述べた。
元チャンピオンのライコネンは、契約を1年残してフェラーリから離脱、マクラーレンやメルセデスGPへの移籍もウワサされたものの、結局今季はレッドブルがサポートするシトロエン・ジュニアチームでWRCに参戦することを決めた。
開幕戦スウェーデンラリーでは、スノーバンクでスタックし、25分をロスするなどして、30位フィニッシュにとどまったものの、ライコネンはF1とは異なるWRCの世界をエンジョイしている。
「長いことF1にいたけれど、今のところ恋しいと思う気持ちはない」とライコネンは、ニューズ・オブ・ザ・ワールドに対してコメントしている。
「F1ではテストを含めて何もかもが全く同じことの繰り返しなんだ。同じサーキットに行って、ぐるぐる周回する。唯一の変化は雨が降るかどうかぐらいなものだ」
「WRCはF1よりもオープンで、リラックスし、温かい感じがある。チーム同士もフレンドリーで、ラリーとF1は何もかもが全く違う。(ラリーには)いろいろな変化がある。コンディションも道も路面も違う。すごいチャレンジだよ。すべてのコーナーが違うんだから。F1とは全く違う」
ライコネンは、F1プレシーズンテストについてはあまりフォローしていないといい、ミハエル・シューマッハーの復帰という大ニュースにもあまり関心はないようだ。
「(ラップ)タイムだけは次の日の新聞で見た」とライコネン。
「僕には新しいチャレンジがあるから、今はそっちに気持ちが集中している。とはいえ、F1で走っていた時でも、他の人間のタイムはあまり気にしていなかった。次のレースの前になれば詳しいことは分かるからね」
「今F1で誰が走っているかは、僕には関係ない。ミハエルはF1が恋しくなってきて、そこにいいオファーがあったということなんだろう。よかったと思うよ。彼がどんな戦いをするのか見てみよう」
「結果はどうあれ、(フェラーリは)ドライバーを変えたいと思い、今年の僕との契約はなくなった。周囲が出て行ってもらいたいと思うなら、残っても意味がない。いい関係にはならないだろうからね。それも人生だよ。そういうこともあったけど、僕は誰に対しても悪い感情を持っていない。結局は自分の欲しいものを手にいれたんだしね」
