残り3戦を残した段階で、ランキング首位のミッコ・ヒルボネンに3点のリードを許しているセバスチャン・ローブ。6度目のタイトル獲得のためにはラリーオーストラリアは落としたくないラリーだ。そしてローブはそのオーストラリアが激戦の末、僅差の決着となることを予想している。

 前戦ラリーフィンランドでローブはヒルボネンとのバトルの末に2位。点差はじわりと広がった。そこへ持ってきて開催地が変更されたオーストラリアだ。誰にとっても未知のステージが待ち受けている。

「目標はもちろん勝利を収めること。少なくともミッコの前でフィニッシュすることだ。もし僕が残り3つのラリーにすべて勝てば、6度目のチャンピオンは確実に僕のものになる。
 だけど、ひとつでもミッコが獲るようなことになると、状況は複雑になってくるね。そんな面倒ごとは全力で阻止しなければならないだろう?

 このオーストラリアは僅差のバトルになると思うよ。ミッコは高速グラベルが得意だ。特に誰も走ったことがないような新ステージはね。

 だから、レッキは非常に重要だと思っている。ペースノートの精度についてはもちろんのことだし、セットアップを決める際にエンジニアへの情報量を増やすためにもだ。気を引き締めてかからないといけない」とローブ。

 一方、ローブのチームメイト、ダニ・ソルドはポルトガル、アルゼンチン、ポーランドとグラベルラリーでもポディウムを獲得しており、オーストラリアでもその再現を狙っている。

「新しい場所に来るのは楽しいね。今年はヨーロッパ圏外のイベントが少ないからオーストラリアは楽しみにしていたんだ。早くC4に乗りたくてウズウズしているよ!

 オーストラリアはパースをベースにしていた頃に一度だけ出場したことがあったけど、SS1でギヤボックスを壊しちゃったからあまり印象にないんだ。今回はボールベアリングロードほど難しくはなさそうだけど、全力で走るよ。

 シトロエンのマニュファクチャラーズポイントもかかっていることだしね。もちろん、セブのタイトル獲りにもなにかしらの手伝いができたらいいとも思っているよ」

 WRC第10戦ラリーオーストラリアは9月3日の木曜日、2.55kmのスーパーSSからスタートが切られる。

本日のレースクイーン

村上楓むらかみかえで
2025年 / スーパーGT
埼玉GreenBraveサポーターズ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円