IRLインディカー・シリーズ第2戦、序盤トップ10を争うバトルを展開、ならではのアグレシッブな走りをみせてくれた佐藤琢磨(KVレーシング)だが、25周目にタイヤバリアにヒット。琢磨は「レースを楽しむことができましたが、我慢強く走らないといけないんだな……というのは強く感じました」とレースを振り返っている。

 琢磨はスタートでイン側のラインを通り1コーナーに進入。イン、アウトと展開するコーナーを抜け、1周目を9番手で通過した。序盤、アレックス・タグリアーニ(FAZZTレース・チーム)やチームメイトのEJビソとバトルを展開したが、25周目、ブロックラインから止まりきれずコーナー外側のバリアにヒット。またもレースを終えることとなってしまった。

 レースのチェッカーが出された後、琢磨にクラッシュの状況、そしてレースについて聞いた。

Q:タイヤがかなり厳しい状態で、ピットに入りたいと無線で言っていたところで起きたアクシデントだったんですね?
琢磨:もうフロントタイヤが完全にグリップしていなかったんです。それでもポジションをプロテクトするラインをとったら止まれなくて、そのままタイヤバリアに行ってしまいましたね。

Q:ピットに入らなかったのはなぜですか?
琢磨:燃費などの作戦上、チームがもう少し引っ張りたいと考えていたんです。

Q:スタートでポジションを上げての序盤でしたが?
琢磨:レースを楽しむことができました。タグリアーニとのバトルも楽しめていました。それが、フロントタイヤのグリップが無くなって、アクシデントの2周ぐらい前からかな? フロントタイヤはまったくグリップしなくなっていたんです。

Q:最初は琢磨選手の後ろのポジションにいて、そしてアクシデントの直前にはすぐ前を走っていたチームメイトのEJビソが、トラブルさえなければ優勝しそうなレース展開となりました。それを見て、インディカーのレースについて、分かった点などがありますか?
琢磨:そうですね。我慢強く走らないといけないんだなぁ……というのは強く感じました。レース序盤の、あの時点で仮に順位をいくつか落としたとしても、後で抜くチャンスがあるんですよね。F1だったら、あそこでポジションを下げるというのは考えられないんですが……。それでも、今回はレースを戦うことができたし、それによっていくつも学ぶことはできましたね。クルマのセッティングや、走っていく中での変化についてなども経験できましたから。

Q:次はテストで走ったバーバー・モータースポーツパークでのレースですが?
琢磨:ここまでの開幕2戦と違って、今度は常設のロードコースが舞台ですから、マシンのセッティングなどはまた違ったものになると思います。テストで走って少し経験のあるコースですから、良い結果を出せるよう頑張りたいと思います。

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