ミハエル・シューマッハーが入院するグルノーブル大学病院に到着したF1ジャーナリスト、柴田久仁夫氏からの電話レポートによれば、病院前には欧州各国から20を超えるテレビクルーとシューマッハーの容態を心配するファン数十人が詰めかけている。

 シューマッハーは、アルプスのスキーリゾート、メリベルのゲレンデ外を長男のミックと共に滑走していたところ転倒。右側頭部を強打したという。当地を知る柴田氏によれば、ゲレンデ外には多くの岩があり、転倒すれば怪我を負うであろうことは容易に想像できる場所だという。しかも、事故の前日に雪が降ったこともあり、積雪により岩を視認できなかった可能性も指摘されている。

 救助時のより細かい状況も現地では語られており、シューマッハーは救助された際には意識はあったものの、救助隊の呼びかけにもうまく反応できない状態にあり、手足には痙攣が見られたようだ。すぐにスキー場近郊のムティエにある病院に搬送されたものの、すでに意識を失っており、より設備の整ったグルノーブル大学病院へ移動。29日午後の早い時間には移送が完了した。到着後に緊急手術を行い血瘤を取り除いたものの、意識は戻っていない。病院側の説明によれば、脳の腫れを抑えるため、人工的に昏睡状態にして脳を休めている状況であり、出来る限りの手は尽くしたものの未だ予断を許さない状態にあるようだ。

 病院内にはシューマッハーの家族が付き添っているものと見られ、「そっとしておいてほしい」という声明が出されている。

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